《入れ歯治療》
患者様の感想文
●69才 男性
上の義歯は保険ではなく自費で作っていただいた。最初から義歯をしようしているという感覚はほとんどなく、何よりも気になっていた義歯特有の発音にならないことに満足している。時間が経つにつれて自歯のような感さえする。
何よりも有難いのは、残っているわずかの歯を大切に少しでも保持しようと定期的なアフターケアで見守ってくれていることだ。その親身さが受信の度毎に強く感じられる。
このような歯医者さんがあるのだったら、最初から診てもらっていれば、現在のような状態にならなかっただろうに...と思うのだが、それはその当時の状況だったのだから仕方ないが、歯科医によってこうも違うものかと今更のように思う。
●71才 男性
はじめに
もし同じ状況にある方がいらしたら、ぜひお伝えしたいと思うのは人情というものだ。しかしだからと言って入れ歯の話はしにくい。この度、体感を伝える機会を提供してくださったことを感謝したいほどの気持ちでいる。
寂しさと不安と
専門的にはなんという治療名かはわからないけど、この方法で義歯をいれることは最良の治療法を願うものの一抹の寂しさと不安があった。残り少ないとはいえ自分の歯があるのにそれをカットされ、根は残るが表面的には総入れ歯の形態となる。それに私の場合、前の二本だけで両翼に広がる奥歯まで、こんな小さな磁石などで果たして支えられるものなのか。しかしそうしないと掛け金では残っている歯への負担は更に増し、寿命をちじめることは素人でもわかる。先生を信頼して負担のより少ない方法を取るより仕方なかった。
磁石礼賛
全ての治療が終わって新しい義歯が入り、家路についたときには、あの寂しさや不安は思い出しもしなかった。こころも明るく晴れ晴れとしていたのはなぜだろう。掛け金の圧迫感がない、がたつきも一切ない。ぴったりと張り付いているうえ義歯を入れている感覚すらないではないか。そしてこの感覚は脱着の際さらに顕著にあらわれる。カチッと小さな音(口中の感覚?)とともにその瞬間から、この人工的な硬い大きな異物が自然体と同化する。掛け金の負担が招く残り歯の動揺の不安もなく、また動揺をはじめたときの痛みの心配もせずにいられる。外観的にもすっきりしているし、金属床のやわらかさとあいまって発声にも影響なく、鋭敏な舌の感覚にさわる違和感もない。これはお薦めである。まさに磁石礼賛というところだ。ただ、前歯で硬い物を食いちぎろうとしないほうがよさそうだ。
老いてゆく人生を明るく
「まだ歯はしっかりしている」とか「もう歯もがたがただよ」とか、高齢者の会話にはよくでてくる。義歯による発声の不自由さや食生活のわずらわしさは、日常生活に加えて精神面にもおおきく影響してくる。小指の先が痛くても気になって仕方ないのが人間だ。高齢者に体調の話題が多いのもうなずける。とくに口中はたえず鋭敏な感覚にさらされているから、鬱陶しさを絶えず抱えていると生きかたというか思考もネガティブになりがちになる。健常者と同じ感覚で生活できたら老いていく人生だってもっと前向きに生きられるというものだ。この医院が真剣にそれに取り組んでいる姿勢を感じる。心から感謝せずにはいられない。
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