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投稿日:2012年3月2日

カテゴリ:未分類

こんにちは。八王子市めじろ台で、入れ歯とインプラントと矯正に力を入れているわたなべ歯科医院の副院長、渡辺ひろみです。 少し前の事になりますが、昨年11月から今年1月にかけてゴヤ展がひらかれました。ゴヤの作品(主なもの)が日本にやってくるのは40年ぶりになります。以前から、絵と観賞するのが好きで、2年前くらいから自分でも描こうと習い始めました。ゴヤは私が最も好きな画家です。18〜19世紀、スペインの宮廷画家として活躍し、2枚の『マハ』の絵が有名です。40年前、私は小学生でしたが、母に連れられてゴヤ展に行き、子供の感性にもかかわらず、衝撃感銘でゴヤの画集の絵を全て覚えるまで見続けました。 ゴヤの絵の魅力は、その色彩の美しさや躍動性もそうですが、描こうとしているものの深さにあります。 社会の不条理、人間の無常、真の人間の姿がせまってくる迫力です。 今回の出展は、40年前よりずいぶん少なくやや淋しいものでしたが、初めてお目にかかる絵もいくつかありました。印象的だったのは彼が宮廷画家になったばかりの若き日に描いた「カルロス4世」の肖像画で、ものすごく微細に美しく、尊厳に満ちて描かれており、圧巻でした。 ところが、カルロス4世が年を取っていくにつれ、王の尊厳は失われ、目に光はなく愚鈍な王の肖像画になっており、ゴヤ自身が王の人間性に失望している様子が伝わってくるようでした。 ゴヤは82才までの長生きでしたが、ゴヤ最後の作品は年老いていて、ヨボヨボの老人になった自画像ですが、見るからにその精神は力強く、題名も「まだまだ学ぶぞ」とつけてあり、自分自身も「まだまだ学ぶぞ」と 思わずにはいられませんでした。

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