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『歯周抗菌療法』について。

投稿日:2012年7月23日

カテゴリ:未分類

こんにちは。八王子のめじろ台で入れ歯と矯正とインプラントに力を入れてるわたなべ歯科医院 副院長の渡辺ひろみです。 先日、横浜で開業なさっている歯周病専門医のY先生指導による『歯周抗菌療法』の研修に行ってまいりました。 歯周病という病気は感染症であるということはもう何十年も前から理解されており、口中の細菌のコントロールが不十分な事で発症するいわゆる生活習慣病であるということは誰でも知っています。 ですから予防と治療は歯ブラシ等でお口の中を十分に清潔にしていくということから始まります。 この行動がキチンと奏功されれば歯周病の8割は改善していきます。 問題はあとの2割ですか、宿主の免疫能力の問題等で『侵襲性歯周炎』に罹患してる人がいます。 この人たちは、どんなに歯ブラシをしても機械的にクリーニングを行っても出血や腫れが治りません。感染源となる菌を特定して、除菌療法を行わなくてはなりません。 PG菌、Td菌、TF菌、Aa菌などの歯周病原菌の感染が主です。 特に最初の3種はred complexと言われ毒性が強いものです。 患者さんの口腔内の細菌検査を行い、それにみあった抗菌薬を選択し十分な期間と量を投与し、除菌を行うことで改善していきます。 もちろん適切な歯ブラシ、歯石除去は必須です。 抗菌療法は中途半端な量や投与期間ではかえって耐性を生みよくない結果に終わります。必ずアメリカの抗菌療法のガイドラインに従って行います。日本の保険で認められている量や期間では行えません。過去には日本の保険システムは世界に誇れるものだったかもしれませんが、現在は医科でも歯科でも(特に抗菌薬に関して)様々な問題があり、決して良い状況ではありません。 アメリカF.D.Aに信頼が置けるのは、あのサリドマイド児(あざらし肢症)がアメリカには1人も存在しないからかもしれません。 当時、日本にもヨーロッパにも沢山誕生してしまいました。 当院でも『歯周抗菌療法』に積極的にとりくんでいきたいと思います。

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